学生の皆さんはそろそろ就職活動の時期でしょう。
大学院生の中には製薬企業を目指している方も多いはず。そんな方へ向けて自分なりの体験談やコツなんてものを話しておきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
選考に失敗して落ち込むのはナンセンス
これは私が一番言いたいことです。就活生の皆さんは、少なからず志望企業があるでしょう。数個ある方や「これに決めている!」という方など様々だと思います。
ただ「選考に落ちてめげるのはやめましょう」。これが一番重要です。
正直、就職は運の要素も絡みます。採用担当者の人柄もありますし、また、その製薬企業に独特の雰囲気があるため、どれだけ志望度が高くても自身のキャラクターとマッチしないこともあります。
そう考えるとむしろ落ちた企業に対して「自分のキャラクターと合わない会社に行かなくてよかったなぁ~」というのも決して間違った考え方ではありません。
あくまで「運の要素も多い」ということを認識しておいた方が、必要以上に精神的に気負うこともないかと思います。
就職活動は人生のごくごく一部
学生の方は目の前の就職活動が『人生を決定づける!』と思うかもしれませんが、それは大きな間違い。
もちろん就職活動は精一杯頑張ったほうがいいのですが、それが人生のすべてではありません。
志望する会社に入ったとしても「何か違うな..。」なんてのはザラです。新卒では納得いかない会社に入ったとしても、その後に転職の選択肢も全然アリなわけです。
20~30代なら製薬企業の求人なんてのはいくらでもあります。なので後悔が残らないようにやるのは大事ですが、選考に失敗しても必要以上に落ち込まないでほしいかなと思います。
就職活動の準備はしっかりしておくべき
落ちてもめげるなといっても、適当にやってはうまくいきません。これは本当にそうです。大学の先生のコネがあるならまぁうまくいく気がしますが、そんな人ばっかりでもないでしょう。
そうすると、必ず準備が必要です。何事も初めてのことはうまくいきません。就活なんて学生からしたらみんな初めての経験です。なので、出来る限りの準備をしておくべきです。パッと思いつくだけでも以下のようなことはやっておくべき。
- 就活サイトの登録(マイナビ、リクナビ)
- 履歴書
- エントリーシート
- 自己PR
- 志望動機
- 面接対策
- 筆記試験対策
エントリーシートはや自己PRはもちろんなのですが、案外、重要なのが筆記対策試験かなと思います。製薬企業となると人気なので志望する学生も多く選考が激しいです。
そこを振るい落とすのに結構、筆記試験が使われたりします。製薬企業は難しい部類なので対策をしておくといいのかなと思います。
一方、面接対策なんかは基本的なことで十分かなと思います。「学生のときがんばったこと」「研究生活でつらかったこと」などなど…。基本的なことしか聞かれないです。
※あまり変な質問をすると、圧迫面接ぎみになってしまいますし、企業イメージやコンプライアンス的にも問題なので、企業側もそんなシビアなことはしません。
SPI対策本 実践問題集
研究プレゼンの内容は期待していない
製薬企業というと『研究プレゼン』なんかがある会社が多いですよね。これも気合いを入れがちなのですが、学生が思っているよりは選考基準のウェイトは大きくありません。
企業の開発領域と研究内容なんてのは正直あまり関係ありませんし、期待もしていません。「この研究内容が志望した企業にとってどう役立つか?」なんてのもあまり評価しません。(仮にあるとしたら、既にその大学との共同研究などを申し込んでいます)
なので、そこはあまり気を張り詰めないでも大丈夫です。それよりも「はっきり話せているか」「自信をもって発言できているか」そういったところが重要です。
- はっきり話せているか
- 自信をもって発言できているか
- 話の筋が通っているか
- 質問したことに答えられているか
面接官も研究内容なんてあまり深く理解していないですし、質問に対して正確な専門的な回答ができているかなんてのも正直わかりません。
わからない質問に対しても「わからない」とはっきり言った方が面接官も「わからないということをよく理解しているんだなぁ」という風に好印象だったりします。
できれば仲間と一緒にやったほうがいい。
これもけっこう重要。企業によってエントリーシートや面接の締め切り日などが本っ当にバラバラなので、一人では管理しきれません。
数~数十社もエントリーしているとまぁ無理です。本当に大変なので、情報を共有できる仲間がいるといいです。また、選考や面接を早めに受けた人からどんな感じだったのかということも聞けたりできるので、有利です。
- エントリー締め切り日の共有
- 面接内容の共有
- 筆記試験の共闘
- エントリーシートの添削
あと、筆記試験はWEB試験のことも多いので、みんなでできるというのもかなり強い。互いにエントリーシートの添削もできるのが大きいかと思います。「こいつはライバルだ!」と思わずに、友達どうしなら協力して就活に臨むとよいかと思います。
まとめ
就職活動というのは案外、長期戦です。すぐ決まる人もいますが、ほとんどが3ヵ月~7ヵ月くらい戦い続けることになります。
そうなるとやはり精神的にもきついです。それが原因で心を病んだり体を壊したりする人も少なくありません。
少しでも参考になれば幸いです。頑張ってください!