製薬業界について

製薬会社の40代の年収は?人生勝ち組!?【他業界との比較も!】

今回は、製薬会社の40代の年収についてみていきたいと思います。

将来は「○○万円くらいは欲しいよな〜」と漠然と考えている方はキャリアの参考にしてみてください。

また、現在40代の方は現状の年収と比較してどうなのかという目安にもなるかもしれませんね。

では、いきましょう!

製薬会社の40代の年収は?

では早速、製薬会社の40代の年収について見ていきましょう。代表的な製薬会社の年収はこのようになっています。(2020年 Answers調べ)

会社名平均年収
(万円)
平均年齢
武田薬品工業109142.2
第一三共112642.9
アステラス製薬108842.9
エーザイ103744.4
大塚ホールディングス103243.8
中外製薬101743.1
塩野義製薬94341.3
大日本住友製薬90342.8
小野薬品工業92841.9
協和キリン86142.4
大正製薬85244.6


「どうでしょうか、高いと思ったでしょうか?」

40代ともなると会社の役職によって給料が異なるので人によって開きがあります。なので、普通の一般社員であれば600〜700万円ぐらいなのかなという感じです

それでも一般的な平均年収と比較すると安定的な生活が送れるといっても過言ではないかと思います。

他の業界と比較してどうか?

では、製薬企業以外の他の業界の40代の平均年収はどうなのでしょうか。気になりますよね。参考に以下に示しておきます。

業界平均年収
(万円)
金融、保険962
電気ガス、熱・水道775
専門・技術サービス735
教育、学習支援719
情報通信710
不動産669
建築業631
製造業599
卸売・小売り599
医療、福祉540
運輸業、郵便業528
生活関連、娯楽(エンタメ)512
宿泊、飲食サービス業468

製薬会社は、業界的には『製造業』という業界になります。

製薬企業は『医療、福祉』ではなく『製造業』として分類される。


ご覧の通り『製造業』のなかでは、かなり高い部類になります。やはり医薬品は付加価値が高いということと、あまり不景気がないというのが強みですね。

一方、強いのは『金融、保険業』です。この辺は”高給取り”の代名詞みたいなものですので当然かと思います。ノルマで激務という話もありますので、そういう観点で考えると、ただの製造業でこれだけ貰えるのはコスパがいいと言えるかもしれませんね。

製薬企業の年収が高い理由

なぜ、製薬企業はそれほど年収が高いのでしょうか。それには主に2つの理由があります。

  1. 医薬品の原価率が高い
  2. 市場規模が大きい

〇 医薬品の利益率が高い

そもそも医薬品は利益率が高いです。基本的に、原価率は平均で25~30%だと考えられています。これは他の業界からしてみるとダントツで低い分類と言えるからですね。

これは医薬品の価格が国(厚生労働省)によって決定されているからですね。いわゆる『薬価』というものですね。なので、むやみやたらな市場競争が働かないし不況にもそれほど影響されません。

 

〇 市場規模が大きい

医薬品は何も日本国内だけで販売するものではありません。日本で開発した医薬品でも海外(アメリカ、欧州)に販売することができます。

したがって、市場規模は全世界なのです。1つでも良い医薬品の開発に成功できれば、数千億というレベルの売り上げが期待できるからです。
  

今の年収に納得いかないなら転職も

現状の給料と比較して納得いかないなら、転職の選択肢もありでしょう。

また現在、20~30代の方で「このままいっても出世が見込めないなー」という方も転職をオススメします。参考になる求人サイトについていくつか挙げておきますので見てみてください。

まとめ

では最後に、今回の内容をまとめておきます。参考にしてください。

  • 製薬企業の40代平均年収:700~800万円
  • 製造業としてはかなり高い部類に入る
  • 平均年収より低い方は、転職も視野に入れるべき

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めでぃさん
製薬企業の創薬研究にいそしむ一般人。医療業界の観点から最先端テクノロジー、進学・就職活動、経済・金融・資産運用などの情報を発信!